篠原 研究室

Shinohara Lab.

太陽の光(エネルギー)が届かない宇宙空間で人類が使え る基 幹エネルギー源は核反応に基づくものとなります。核反応には核分裂と核融合がありますが、核分裂の場 合、燃料であるウランなどは微小金属で宇宙空間にはほとんど存在しません。一方の核融合の燃料であ る水 素などの軽元素は宇宙の多くの場所に存在します。人類が地球を離れ、火星より遠くへ生活圏を広げること ができるようになるためには、是非とも手にすべきエネルギー源です。 

 2020年代、核融合研究は新たなステージに入ります。これ までの知見に基づいて設計された2つのマイルストーン的装置の運転が始まります。一つは、 ITER(2025〜)で核融合反応で自身を加熱維持する燃焼プラズマの実験を行います。人類が初めて 見る燃焼プラズマです。一つは、JT-60SA(2020〜)です。燃焼プラズマではありません が、 ITERほど大きくないため(それまでは世界最大です)機動性を生かして、先進的な運転手法を開発しま す。このJT-60SAは、EUと共同で茨城の量子科学技術研究開発機構那珂研究所に建設されまし た。 運転に向けて調整が進んでいます。

 核融合コミュニティーはこれら装置で活躍する意欲のある人材を求めています。

 当研究室では、江尻・辻井・大舘・藤堂研究室と協力して、柏キャンパス内のTST-2装置や学外 の装 置 (JT-60SA (量研)、LHD (NIFS)など)での実験や物理計算コードを利用しての各種物理現象の機構の理解を目指します。実験においては、新たな発見を目指して計測器の開発研究も行っています。